会社概要
社名 | ANT5株式会社(アンツ カブシキガイシャ) |
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本社 | 〒755-0096 山口県宇部市開3丁目9番38-6 |
代表者 | 代表取締役社長 鈴木 倫保 |
設立 | 2020年10月 |
事業内容 | 脳疾患患者向けの医療機器の開発・製造・販売事業 |
資本金 | 1,225万円 |
経営理念
当社の経営理念は、下記の通りである。
山口大学における脳神経に関する技術をもとに、下記の理想の実現に向け事業化を進めます。
『重症脳疾患患者の命や苦痛を、
「先端技術」で救いたい。』
そのための第1歩として、下記ビジョンを掲げ事業を立ち上げました。
『10年後に脳疾患患者向けの
センサ及び冷却技術で
グローバルスタンダードとなる。』
代表挨拶
当社の創業者で代表取締役社長の鈴木です。
当社は、山口大学を中心に研究を進めている、重症脳疾患向けの治療法を実用化するために設立された会社です。
重症脳神経外傷、重症脳卒中(くも膜下出血、脳梗塞、脳内出血)、てんかん重積等の重症脳患者は、一般には患者数が少ないものと思われがちではありますが、実際は、日本においてだけでも、ICU入室の患者数が毎年26,300人に上る病気であり、高齢化からその数は年々増加傾向にあります。世界においても同様の傾向があり、米国においては、ICU入室の患者数が毎年82,000人、欧州においては同じくICU入室の患者数が毎年131,000人に上っています。
脳に存在する神経細胞は、再生や新生はごく僅かしか起こらないために、治療法としては脳保護に勝る物はありません。従って、科学の進歩や技術革新に伴い、これらの分野における治療技術の進歩は目覚ましいものがあります。しかし、我々の提唱する多数の脳機能を同時にモニターしつつ、脳冷却を最適に行う方法は、全く新しい概念で有るため、治療技術のさらなる進歩が期待されている分野でもあります。
当社は、山口大学を中心とした革新的な研究成果を活かし、重症脳疾患の患者の命や苦痛を救うため、マルチモーダルセンサ、脳局所冷却(FBC)と、革新的な治療技術を事業化して参ります。
当社の活動にご支援のほどをどうぞ宜しくお願い致します。
2020年12月
ANT5株式会社
代表取締役
【略歴】
(氏名) 鈴木 倫保(代表取締役社長)
(生年月日)1955年2月13日生まれ
(経歴)
・1979年~1987年
東北大学医学部 医員 脳虚血に関する研究
・1987年~1989年
UC Irvine(カルフォルニア大学アーバイン校) 研究員 、神経損傷と再生の研究
・1989年~1996年
東北大学医学部 助手・医局長 神経外傷の研究
・1996年~2000年
岩手医科大学 助教授 脳血管障害の研究
・2000年~2020年3月
山口大学大学院医学系研究科脳神経外科学教授
・2020年4月〜2022年3月
山口大学医学部先進温度神経生物学教授(特命)
・2020年4月〜
山口大学大学院医学研究科 名誉教授
・2020年10月
新会社設立 代表取締役社長
沿革
当社は、山口大学の鈴木倫保研究室が有する、脳疾患患者に関する技術・知見を活用し、重症脳疾患治療向けの医療機器を研究開発する山口大学発スタートアップです。
年 | 事項 |
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2014年度 ~2015年度 |
やまぐち産業戦略研究開発等補助金事業により、難治性てんかん治療装置の試作を完成 |
2015年度 | 文部科学省科学研究費補助金基盤研究(S)事業により、ポータブル型のてんかん発作治療装置の試作機と病態解析技術の開発 |
2017年度 ~2019年度 |
AMED「医療分野研究成果展開事業、先端計測分析技術・機器開発プログラム」事業における「局所脳冷却による脳神経保護装置の開発」 |
2017年度 ~2021年度 |
文部科学省「地域イノベーション・エコシステム形成プログラム」事業における「革新的コア医療技術に基づく潜在的アンメット・メディカル・ニーズ市場の開拓および創造」プログラムにおいて、てんかん重積状態、頭部外傷、重症脳卒中に対する急性期・周術期治療に特化したベッドサイド型の装置として、全脳冷却を基盤とした局所脳冷却技術を用いた脳神経保護装置の事業化を構想 |
2020年10月 | 上記技術のモニタリング機能に特化したマルチモーダルセンサや、局所脳冷却装置等の事業化を目的とした企業として、新会社の設立を計画 |
会社名「ANT5」(アンツ)の最後の「5」は、5つの「S」を表しています。
- 1.Surgeon:外科医
- 2.Sensing :マルチセンサ
- 3.Salvation :冷却、TRP
- 4.System:信号処理(SignalProcessing)
- 5.Solutions :上記からなる(遠隔)医療サービス